「全力で芸人をやっても無理やったら就職するしかないなと」
——芸人をやめようと思っていたんですか?
鰻「そろそろ人生決めなあかん、っていうタイミングやったんで。必死でしたけどね」
——就職するという可能性もあったんですね。
鰻「あったと思いますよ。全力で芸人をやっても無理やったら就職するしかないなと思ってました。だから、めちゃくちゃバイトも入ってました。当時はよう集まってましたもん、2人で。家から原付で1時間くらいかかるところでネタ合わせしてました」
——練習場所はどこだったんですか?
鰻「(大阪の)箕面でバイトしてたんですよ。そのバイト終わりに、橋本と会って練習してました」
橋本「人があんまりいない体育館の2階みたいな場所があって。横がプールやったからか、あんまり音が漏れないところだったんです。後で挨拶に行きましたけど、“漫才師です”って言ったら体育館の人に“どうぞ練習していいですよ”って言われて。それこそ、『ちちんぷいぷい』の企画でお礼しに行ったこともありましたね」
