「銃を撃つってだけで、こんなにいろんな手順がある」
なので、本当にみんながやることに集中してないといけない状態で、そういった中でシシドさんが率先して、わからないことを行定監督に聞いてくださったり、“一緒にここまで歩いてそこで振り返って撃つんだよね”とか、そういう段取りを一緒に確認してもらったり、奈加と琴子のような、お姉さんと妹のような関係性が実際に築けてたんじゃないかなと思います」
――とても迫力ある姿だと思いましたが、古川さんは今まで銃を撃つ役柄を演じたことはあったのでしょうか?
「いえいえ、初めてでした。銃を撃つってだけで、こんなにいろんな手順があるということも知らなかったですし、最初はやっぱり腰も引けてるし、銃を持つ身体になってなかったので、何をやっても難しかったです」と謙遜する古川さんだが、プロの俳優として琴子への「CHANGE」を入念に準備したという。
「琴子は、そんなに戦闘の経験が多いわけじゃないから、そういう初心者の気持ちを大切にしつつも、銃を構えた時にある程度サマになるように、撮影に入る前に2日間くらい練習の時間をもらいました。動きながらその重たい銃を構えるのと、銃は銃で手順もあるし、演技の動き出しとかもあるので、予想以上に複雑でした」