名曲ピアノ・マンそのままの風景が広がっていた

「一回、バーに行ったら、そこが外国人の人がたくさんいるバーで、まさに歌詞と同じような状況で。みんなが飲んだくれてて。みんなその日一日、それぞれの人生があって、みんなが同じ場所に集っているというか。

　そのバーにカラオケがあって、そこでみんなで大合唱してたのがピアノ・マンだったんですよね。それを聞いた時に、“讃美歌みたいだな”、と思って。みんなで交流している姿がすごく感動的だったのが忘れられなくて。

　歌詞を見るとバーの風景なんですけど、その音からなのか……“いろんな人が生きてるな”っていうのを感じられる曲だったので、自分を変えたというか、支えになっている曲だなと思います」

　話を聞いていると、目の前にバーの情景が浮かんでくるような、生き生きとした古川さんのトークからは、豊かな感性が伝わってきた。

■古川琴音（ふるかわ・ことね）
１９９６年１１月生。神奈川県出身。２０年の連続テレビ小説『エール』で窪田正孝演じる主人公夫妻の娘役での確かな存在感で注目を集める。２２年にはＮＨＫドラマ『アイドル』で特技のダンスを存分に活かして主演。主な出演作に、２３年のＮＨＫ『犬神家の一族』野々宮珠代役、大河ドラマ『どうする家康』の千代役など。最新の出演作は、２３年８月１１日公開の綾瀬はるか主演の映画『リボルバー・リリー』。

■映画『リボルバー・リリー』
綾瀬はるか　長谷川博己
羽村仁成（Go!Go!kids／ジャニーズJr.）／シシド・カフカ 古川琴音 清水尋也／ジェシー（SixTONES）ほか
8月11日より全国公開
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