古川琴音が影響を受けた50年前の音楽

 複雑な銃にまつわる手順も、演技もハイレベルにこなす。そんな彼女が影響を受けた作品についてたずねると、「音楽で、なんど聴いてもいいな、と思うのはビリー・ジョエルのピアノマンですね」と真剣な目で語ってくれた。

古川琴音 撮影/三浦龍司

「少し話がそれるんですけど、基本、自分にとって音楽っていうのが大なり小なり自分のモードを変えたり、自分にとってのいろんな転機に背中を後押ししてくれたりしたな、と感じています。だから、自分の生活の中で音楽っていうものはすごく大事で、そのなかでもビリー・ジョエルのピアノ・マンっていうのは特別なんですよね」

 ビリー・ジョエルのピアノ・マンは、1973年にリリースされた曲。歌詞では、土曜日の夜、いつものバーにつどう面々がフォーカスされている。ピアノの弾き語りをする男の視点も交差しながら、バーに集った人々が夢と現実のギャップから目をそむける、ひと時の癒しが描写されている。