電話口の後ろでの赤ちゃんの泣き声に「そうすると“飲ませなくちゃ!”と体が反応するんです」
ーーそれほどタスクがたくさんあると、仕事のやり方も変わりそうです。
「そうですね。動物の本能といいますか『弱いものを助けなくては、育てなくては』という気持ちが強くなり、仕事第一ではなくなりました。仕事後の電車内でも、早く帰りたくて、電車の中を歩いて少しでも改札に近い車両まで向かったり(笑)。母乳育児経験のある女性はわかるかもしれませんが、たとえば家に『いまから帰るね』と連絡をして、電話口の後ろでの赤ちゃんの泣き声が聞こえたとするじゃないですか。そうすると、おっぱいが張ってきちゃうんですよ。『飲ませなくちゃ!』と体が反応するんです」
ーー授乳期、長丁場の仕事があると辛いですよね。
「そうなんですよね。体が母乳を作ってしまうので、休憩のたびにトイレで搾乳していました」
それでも“仕事をする”選択をしたのは、「生まれる前は大丈夫だと思っていたから」と率直に話す。
「生まれてから大丈夫じゃないことがわかった。こればかりはしょうがないですね」