現代の“自由”を重んじる風潮に注意喚起「かえって複雑になって、生きにくい世の中になったとも言えます」

──国内のみならず、国際情勢も目まぐるしく変わっています。今年は世界的に波乱の年なのでしょうか?

「全体的に、浮き沈みが激しかったり、物事の展開がコロコロ変わっていくような1年になるんじゃないかと思います。何が起きても不思議ではありません。不安定な1年になると捉えたほうがいいのではないかと思いますね」

──悪い結果を起こさないためには、何が必要でしょうか?

「どこかで“原点に帰る”ことが必要だと思います。今はみんなが進化することばかり考え、変化を求めて進んでいる世の中ですから、一度立ち止まって、原点に帰ることが必要だと思います。また、“いかにそこに気づけるか”ということも重要なんじゃないかと」

 一見うまくいっているように見えたとしても、“一寸先は闇”だという現在。不安要素の多い国際情勢に関して、かおりさんなりのアドバイスのように聞こえた。

 また、かおりさんは、現代の“自由”を重んじる風潮についても注意を促す。進化が進むことにより、“本来の自由”から乖離した世の中が生まれていると考えているからだ。

「今はいろんなことが自由になったように見えますが、かえって複雑になって、生きにくい世の中になったとも言えます。進化を求めすぎて生まれた結果なわけですから、一度立ち止まることが必要なんです」

 先が見えない国際情勢。年々悪化の一途をたどっているからこそ、かおりさんの言う通り、一度“冷静になって立ち止まる”必要があるのかもしれない。

(つづく)

■作品情報
『宿命大殺界の乗り越え方』(幻冬舎)
著:細木かおり
定価:1,760円(本体1,600円+税)
発売日:2025年12月17日