一度社会を知りたかった。フリー転身と30代のリアル

――プライベートのお話もうかがいたいのですが、今年で32歳を迎えられ、30代に入って心境の変化などはありましたか?

「30代になってからは、良い意味で変わってないところのほうが多いかなと思います。昨年は『ラブライブ!サンシャイン!!』の『Aquours』としての活動も一区切りを迎えました。そのときに思ったのが、これからも自分の心が楽しいって思うこと、興味が湧くことを大切に生きていきたいなって。そして、今までお世話になった方々とのつながりも大切にしていきたい……こんなふうに考えるようになったのは、私も年を取ったのかも(笑)」

――昨年末に、長年所属された事務所から独立してフリーになられましたが、その決断にもそういった思いが影響しているのでしょうか?

「それはまた全然違う理由です。30歳を過ぎたあたりで、自分はあまり社会のルールとかを知らずに生きているんじゃないかということに気づいて。
 このままだとよくないのかなと思い、いろいろ考えたとき、一度『社会を知る』ということが、自分の人生経験で必要だと思ったんですね」

――フリーになられ、演じる役も年齢に伴って幅が広がってきたのではないかと思いますが、今後挑戦してみたい役はありますか?

「時代劇に憧れがあるんです。お着物が好きだということもあるんですが、新選組、中でも土方歳三が好きで、幕末の時代劇に挑戦できたら夢はかなうな、ぐらいの感じではあります」

――歴史がお好きなんですね。土方歳三のどんなところに惹かれるんですか?

「高校生のときに、同級生に薦められたのがきっかけで、図書室にあった新選組関連の本を読破したんです。中でも土方は、函館の五稜郭まで最後まで諦めずに戦い抜いたという生き方がステキだと思いました。筋が一本通っているのが好きなんだと思います。シンプルに顔もカッコいいというのもありますけど(笑)」

――過去の出演作でも様々な衣装を着られていますが、ドラマ『仮面ライダーゼロワン』(2020年)に結婚詐欺に遭った女性の役でゲスト出演されたときには、ウエディングドレスを着ていましたね。

「『ゼロワン』の撮影では、『特命戦隊ゴーバスターズ』でも共演していた馬場良馬さんとご一緒しました。『ゴーバスターズ』の放送当時は、役柄的にも妹のような存在だったので、私的にはなんか照れ臭いような、不思議な気持ちでしたね(笑)。『ゴーバスターズ』でもウエディングドレスを着る回はあったんですが、そのときは私が演じるヨーコの保護者みたいなポジションで、すごく焦るリュウさん(岩崎リュウジ役/馬場良馬)という構図だったので」

小宮有紗(こみや・ありさ)
1994年2月5日、栃木県出身。2010年より芸能活動スタート。2012年、スーパー戦隊シリーズ『特命戦隊ゴーバスターズ』(テレビ朝日系)の宇佐見ヨーコ/イエローバスター役でテレビドラマ初出演。2015年、TVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』(TOKYO MXほか)の黒澤ダイヤ役で声優デビュー。その他の主な作品は、舞台『炎の風景』(2025)、映画『漆黒天〜終の語り〜』(2022)など。

 小宮さんが出演したTTFCオリジナル『仮面ライダーアインズ withガールズリミックス』は 東映特撮ファンクラブで配信中!
◆公式サイトhttps://tokusatsu-fc.jp/
©東映特撮ファンクラブ ©石森プロ・東映

©東映特撮ファンクラブ ©石森プロ・東映