1998年長野五輪ではスピードスケート500mで銅メダルに輝いた、元スピードスケート選手の岡崎朋美さん。満面の笑顔”朋美スマイル”で日本中を魅了した岡崎さんは、数々の前人未到の壁を打ち破ってきた。そんな岡崎さんのTHE CHANGEとは。【第1回/全6回】。

岡崎朋美 撮影/冨田望

 ベランダで撮影中、あたたかな陽が岡崎朋美さんの顔にかかる。まぶたをゆっくりと閉じ、慌てたように再び開く。

「めっちゃ眠い。全然寝てなくて…………まぶた、三重になってないかな? 大丈夫かな」

 笑いながらそう明かす理由を、取材スタッフは知っている。取材当日の深夜2時、岡崎さんをNHKのミラノ・コルティナ五輪中継番組のゲストとして見かけたからだ。同大会へはJOCスタッフとして現地入りし、帰国したのは「昨日の昼くらい」だったという。

「だからまだ時差ボケもあるんです。眠たい顔になっちゃってすみません」

ーーこの取材が終わったらゆっくり休めますか?

「これからイベントと、夜には『Mr.サンデー』(フジテレビ系)に出ます(笑)」

 そんな岡崎さんが今大会、現地で感じたのは“勢い”だった。
「勢いのある大会だったな、と感じました。ベテランもいて、後輩が育っているといういいムードというかリズムを感じて、お互いにリスペクトし合いながら競技に向かう姿が印象的でしたね」