当初は“恩返し”のつもりだった、演じることへの思いが“THE CHANGE”していった
長崎に原爆が落とされる日の朝の日常を描いた『髪を梳かす八月』というオリジナル作品で水上が演じたのは、特攻隊員の役。
「舞台の後、思ったんです。もっと“演じる”というのをやりたい、と」
実は、中学1年生のときに福岡でスカウトされて以来、ずっと芸能界への誘いを受けていたのだが、野球しか頭になかったため、断り続けていたのだという。高校卒業と同時に上京し、芸能事務所に所属。
オーディションで、ドラマ『中学聖日記』(TBS系)の主人公・有村架純の相手役に抜てきされてデビューすると、ピュアな演技が注目を浴びて、主演ドラマ、話題のドラマへの出演依頼が殺到した。
「その当時はよくわかっていなかったけど、いま振り返ると、野球を通して培ってきたことが、俳優になっても生きていたと思いますね」