集団行動の象徴である“組体操”や“人間ピラミッド”が、底知れない恐怖を呼ぶSFサイコエンタテイメント映画『NEW GROUP』で主人公、愛を演じる山田杏奈さん。異色の本作に挑む思い、また、俳優としてのキャリアを重ねるうえで重要だったという「THE CHANGE」の瞬間や、心のよりどころの話、さらには最近のプライベートまでうかがった。【第4回/全5回】
俳優としてのキャリアを着実に重ねる山田さん。これまでで、「THE CHANGE」といえる瞬間、出来事はありますか? とうかがうと、真っ先に15歳のころの思い出を語ってくれた。
「15歳ぐらいのときに、キャスティングプロデューサーの方から“女優は汚いところを見せる仕事だから”と言われたときは、ハッとしました。いまでこそ、“芝居の中で自分を美しく見せようとしない”というのが当たり前の意識としてありますけど、当時は、自分自身が変わっていく時期でもありますし、どうしても見え方を考えてしまっていた気がします。そういう時期にこの言葉をかけてもらえたのは、ありがたかったなと思います」
どうしても、どこか「きれいに見せたい」、「こういうふうに見られたい」と意識してしまう──、そんな思春期ともいえる時期に、胸に刺さった言葉。
「そうした思いが出てくるタイミングだからこそ、言ってくれたんじゃないかなと思うんです。私にとってすごく大きな意味を持つ言葉でした」