映画にドラマ、舞台と引っ張りだこの俳優・山崎真実さん。主演映画『軋み—KISHIMI—』が公開され、シリアスな演技で新境地を見せている。今年で俳優業20周年を迎えた彼女に、緊迫感あふれる撮影秘話や、グラビアからの卒業、そして「一周回って興味がない」と語る現在の恋愛観まで、彼女に訪れた「CHANGE」を深掘りした。【第1回/全2回】
「なんだか私、以前のインタビューでずっと『結婚したい!』って言ってますね(笑)」
——そうなんです(笑)。30代前半は『35歳までに!』とか、35歳のときは『36歳までにはお嫁に』とか(笑)。
「この当時はね〜、結婚しなきゃいけないって思ってたのかも」
——じゃあまずは、そのあたりの今の心境からお聞きしてもいいですか?
「20代前半の頃は結婚願望ってなかったんですけど、20代後半から30代前半は結婚しなきゃってモードでした(笑)。でも30代半ばを過ぎてから、今度は『自由なほうがいい』って思うようになって。今は一周回って恋愛に興味がない時期に入っちゃいました」
——すごい変わりよう!
「この前なんて、親戚が集まったときに、いとこから『真実ちゃんに紹介したい人がいるんだけど』なんて言われて……。そこまで心配されているのかと、びっくりしちゃいました(笑)」
——今は仕事に邁進の時期ってことですね。
「はい。仕事も頑張りどきだし、仕事と恋愛の完璧な両立は難しいなって。でも、老後に一緒にいてくれるパートナーは欲しい!」
——(笑)。そんな山崎さん主演の映画『軋み—KISHIMI—』が公開されました。
「そうなんです。今回演じる由美子は売れっ子の漫画家で、アシスタントの女性と浮気しちゃう無職のダメ夫を持つ女性です」
——物語は、その浮気相手が死んでいるシーンから始まるという、重いサスペンスです。実際に演じてみていかがでしたか?
「情熱的で人間臭い役なので、『私にはないところだな』と感じましたね。今は結婚とか恋愛に興味があまりないので(笑)。でも台本を読ませていただいたら、すごく面白くて。とても嬉しかったです」
——確かに、極限状態の主人公が印象的でした。撮影はどうでしたか? シーンはすべてマンションの一室で、しかもワンシチュエーションを長回しの撮影。なんだか舞台作品のような印象を受けたのですが。