「9頭身ビンボー女優」として知られる緑川静香さん。16歳のときにモデルとして芸能界デビューした彼女、「すぐ泣いちゃうので……」という理由で、先に撮影をすませてからのインタビューとなりました。涙なしでは聞けない過酷な貧乏生活から、得意のフリマアプリの有効な活用法まで、赤裸々に語ってもらいました!【第2回/全2回】

緑川静香

――お金を稼げるようになって、道を踏み外すどころか、家計を助ける方向に進むというのは、本当に立派です。

 う〜ん、とことん貧乏だったから、それどころじゃなかったんですよ。当時はスカートを切るとか、髪を染めるとかが、不良の条件みたいな感じだったと思うんですが、とことん貧乏だと本当にグレる隙もない(笑)。

 あとは、母がとにかく明るく、愛を持って接してくれたことが大きかったと思います。

――芸能界に入るきっかけは?

 16歳のとき、雑誌の編集者の方に、モデルとしてスカウトされました。

 最初はずっとお断りしていたんですが、「撮影スタジオには、お菓子もあるよ」って口説かれました。「ハッピーターンもあるよ」とも言われて(笑)。

 その方からすれば、冗談で言ったんだと思います。でも私は、お菓子を買うのにも躊躇していたくらいなので、そんな、いい条件があるのかって飛びついてしまったんです。

――それまで、芸能界に興味はなかったんですか?

 公園で一人芝居をしていたようなタイプでしたので、演技には興味がありました。ただ、モデルというのは、考えたこともない職業だったので、お断りしていたんです。

 ですから、お菓子の話を聞かなかったら、やってなかったかもしれないですね。

――芸能界に入っても、最初から貧乏だった話をしていたわけではないですよね。何か、転機はあったんですか?

 テレビ番組のお酒を飲む企画で、ポロッと言ってしまったのが、きっかけでした。

 そもそも私は、貧乏だったことを隠さなきゃいけないって思っていたんです。だから、そのときは「最悪だ……」って思いました。視聴者の方から引かれてしまうって。でも、結果として、同じような過去を持った方から「元気が出ました」って言ってもらえて。この反応は意外でしたね。

 それに、ずっと隠し通していたので、自分自身が一番、楽になりました。肩の荷が下りたというか、もう隠さなくていいんだって。