180度反転した発信への意識「お笑いを通じて何ができるのか」

――お笑い芸人という新たなキャリアを獲得した今、社会との向き合い方は変わりましたか。

 霞が関の官僚も、コンサルも、個人として表に出ることがない黒子の仕事です。だから芸人になるまでは、SNSなんてFacebookぐらいしかしてなかったし、Facebookも閲覧専用で投稿したことは1回もないんです。それが、芸人になった瞬間から露出しまくらなきゃいけないし、FacebookだけじゃなくXもInstagramも、さらにはテレビもラジオもYouTubeもって……。180度反転しました。自分が前面に立って打ち出すことになると、考え方や行動もすごく変わってきますね。
 
 官僚・コンサル時代は裏でいろいろ話をして物事を動かしていくという場面が多かったんですけど、芸人として人前で喋ったりする機会が多くなると、自分の発言がダイレクトに届くわけですから。お笑いを通じて何ができるのかってことも考えます。政治や行政の仕組みを分かりやすく伝えることができるかもしれないし、言葉で世界を変えられるかもしれない。表に出ることによって、自分の行動も大きな影響を受けるようになったと思います。