「常にフラットな自分でいたい」

 作品が重なることは、この仕事をしていると、どうしても生まれてきてしまう課題。役と役の切り替えは……実は、あんまり意識していないかも。一方で不良っぽい役をやっているときは、自然と歩き方がちょっと悪っぽくなっちゃったり、外面的な部分が引っ張られることは、たまにありますね。でも、内面まで引きずることはありません。

 なぜなら、僕にはサウナがあるから(笑)!

 僕は週に7日、つまり毎日サウナに行かないとダメな人間なんです。サウナにいるときだけは、完全に「オフ」になれる。ボーッと口を開けて、何も考えない。それが僕にとって最高のリフレッシュ方法です。最近はサウナウォッチで自分のストレスレベルや体力残量まで測っていて、サウナ後にストレス値がめちゃくちゃ低い数値を示すのを見るのが快感ですね(笑)。

 こうやって周りから刺激を受けたり、しっかりオフの時間をつくったりしながら、常にフラットな自分でいたいと思っています。そうじゃないと、悔しくなっちゃうので。

 同年代の俳優さんが出ている作品を見て、「うわ、この役やりたかった!」って本気で悔しく思うことは、正直あります。例えば、ドラマ『ガンニバル』で笠松将さんが演じていた、後藤家の当主・後藤恵介。あの、何を考えているかわからない狂気と、背負っているものの重みがにじみ出るような渋さ。めちゃくちゃカッコよくてしびれました。僕も、ああいう深みのある役を演じられるようになりたい。そのために、いまは映像の芝居をもっと勉強したいなと思っているところです。

 エゴサーチ? しますよ!

 ときには厳しい意見もありますけど、落ち込むことはない。むしろ、「うん、確かにその通りだ。僕もそう思う」って、その意見に共感する(笑)。でも、「じゃあ改善しよう」とはならない。僕は僕のやりたい表現を信じているから。

 リアルな芝居を追求しながら、誰にもマネできない「自由」な表現を探し続けていきたいと思っています。