理屈より、おもしろいと感じたことを大事にしている
そんなこんなで、バンド結成から29年。ほぼ毎年リリースしてきたアルバムも、今年で通算26枚目となります。
今回のタイトルは、『何?』。
いつもアルバムの中身とはあまり関係なく、思いついた言葉を使っちゃうんですけど、今回のは今年の「友の会サミット」で歌った『アッと驚く為五郎』ですね、そもそもは。といっても、なんのこっちゃでしょうが(笑)、われわれには『クレイジーケンバンド友会』というファンクラブがあって、年に一度、普段のライブではやらない曲を演奏したりするんですね。で、クレージーキャッツの『アッと驚く為五郎』をやったわけですが、曲の中でハナ肇さんが「何?」って言うところがあるんですよ。あと、うちのメンバーの中西圭一くんの口癖が「何? 何?」っていうのもあるし、アルバムの内容もバラエティに富んでて「何コレ?」って感じだし、『アッと驚く為五郎』のカバーも入れることにしたし、すべての辻褄が合うな、と(笑)。
ぼくはそもそもクレージーキャッツというグループが大好きなんですが、この『アッと驚く為五郎』は、ザ・ピーナッツの一連のヒット曲を手がけた宮川泰先生の作曲で、すごくオシャレでカッコいい曲なんですね。そんなこともあって、いつかカバーしたいと思っていたのが、ようやく実現しました。
宮川先生を代表に、昭和時代のヒップな、ぶっ飛んだ人たちって、発想が自由だし、めちゃくちゃセンスがいいですよね。理屈より、おもしろいと感じたことを大事にしているところには、少なからず影響を受けていると思います。