「“たまたま”が重なって、ここまで来られたと思います」

 世間の高い評価とは別に、自らの行動をたびたび振り返り反省することも。過去の経験もことさらに語ることもなく、どんなに小さな失敗もこぼさずに受け止めてきた。

「仕事の現場でだけではなく、人と接したときの自分の伝え方さえも“ちょっと言い回しが違ったかも”と、反省してしまいますね。子どものころから、こういう小さな挫折(ざせつ)はたくさんありました」

──グループ活動のころにもそうした挫折はありましたか?

「最初は、どうすれば人気が出るのか、ぜんぜん分からないままでした。でも運よくセンターに選んでいただいたり、グループも大きくなって……という、“たまたま”が重なって、ここまで来られたと思います。だからアイドル時代も挫折ばっかりだったなという思い出が先に来ます」

──そんな経験の中でも、乃木坂46結成から12年。ほぼ最後の1期生になるまで続けられたマインドは。

「きっと、それは、めちゃくちゃ負けず嫌いなんだと思います(笑)。兄が2人いるんですが、子どものころから兄たちとケンカになっても全然ひるまないガッツがある子で、“体格差があっても負けない!”っていう性格だったと、親に言われていました」