1998年にアイドルグル―プ「チェキッ娘」でデビューした熊切あさ美。ユニット解散後「どんな仕事でもやる!」という必死な姿勢から「崖っぷちアイドル」と言われバラエティー番組でブレイク。以降、映画、舞台、バラエティ番組など多方面で活躍中だ。そんな彼女が近況を話してくれました!昔からのファンの方もビックリ&ドキドキの、さまざまな新しいチャレンジをしているそうです!【第1回/全2回】

熊切あさ美 撮影/小島愛子

ーー昨年末、2025年版のカレンダーをリリースしましたね! カレンダーの発売は、とても久しぶりだったとか。

「はい! 一度、2020年に作って、今回はそれ以来ですね。初めての自費出版なんですよ」

ーー自費出版ですか!?

「自分のやりたいことを思う存分に盛り込みたかったんです。もちろん今までのカレンダーも好きなんですが、今回は月ごとに12パターン、自分がやってみたい格好をして、卓上タイプと壁掛けタイプの2種類作りました。私服で撮影した写真もあるんですよ」

ーー私服が見られるのはいいですね! 花魁姿もあるそうですが、まさか私服?

「違います(笑)。花魁は、どうしてもやってみたくて、ちゃんと頭も作ってもらいました。着物が幾重にも重なり、長さもあるし、思った以上に重かったのが印象的でしたね。布団を着ているみたいな感覚でした」

ーー放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう』にも吉原の花魁が登場しますが、あれが布団並みの重さだとは。

「ですよね、あれを着て仕事をしてたんですよ。重いからか、動きがゆっくりになって、自然と、おしとやかになりました」

ーー表紙は、谷間や引き締まったウエスト、お尻もチラリと見えて、刺激的なうえにオシャレです。

「コーションテープ、いわゆる『立入禁止テープ』を体に巻いて撮った写真ですね。肌の露出が少ないとファンの方ががっかりしちゃうかなと思ったのと、せっかく体を鍛えているんだからと思い、やろうと決めました。撮影してみたら、思った以上に苦労しました。
 4人がかりで私の体にテープを巻いて、ピーンと引っ張るんです。ダランとテープがユルむとダサく見えちゃうので。この撮影が一番、大変だったかも」

ーーユルくなるということは、粘着しないんですか。

「そうなんです。テープに接着剤は塗られてないんです。シワができないように、いい感じに巻いてもらい、ギューッ! と引っ張って“ハイ、今撮って!”とやりました。表情はよくても、テープのユルみでNGになることばかりでした」