相武「劇中では私が一番ひっかきまわす役で、初日も自分のテンションをどう持っていったらいいんだろうって探る感じでもあったんです。でも安達さんはまったく動じないので、私も落ち着くといいますか、そのおかげで自分のポイントがすごく見つけやすくなったんです。安心感がすごいなと」

磯山「本当にそうですね。でもメチャクチャ喋るんだなって驚きがありました(笑)」
安達「そうですね。ちょっと喋りまくってますよね」
磯山「徐々に仲良くなれたらいいなと思ってはいたんですけど、最初のポスター撮りの時からいきなりバーッと話しかけてくださって。“えっいいんですか?”という感じでした。でも、それが直ぐに仲良くなれたきっかけになったと思いますし、先に心を開いてくださったんです」
相武「いつもそういう感じなんですか?」
安達「人と接する時、相手に心を開いて欲しかったらまずは自分から開くべきだと思っていて。私が何を考えているのか判らない人だと相手も警戒するじゃないですか。ま、ちょっとお喋りが止められないっていうだけの話です(笑)」
“寡黙な人だな” という印象だったが……
ーー撮影が一緒になったのは、(取材日の)前日だったそうですが、安達さんはその前から撮影に入っていたんですよね?
安達「最初の3日間ぐらいはずっとお家の中で撮影をしていて、一人のシーンも多かったんです。少し辛い場面もあって、(役の)心情的には苦しいなと思いながら3日間ずっと撮っていた後での昨日(3人での撮影)だったので、もう爆発でした(笑)」
相武「じつは私も同じ日に別のシーンを撮影していて一緒だったんですが…、“寡黙な人だな” という印象でした。」
安達「少しセンシティブなシーンでもあったので、静かにしといた方がいいかなって」
