男性も女性も楽しんでもらえる
今回3人が主演するドラマ『夫よ、死んでくれないか』では大学時代の友人役を演じる。頻繁に集まっては旦那の愚痴で盛り上がり、鬱憤を晴らしていた甲本麻矢(安達)、加賀美璃子(相武)、榊友里香(磯山)の3人が、ある事件をきっかけに“幸せ”を求め手段を選ばない行動に出るーーという予測不能のマリッジサスペンスだ。
相武「最初にタイトルを聞いた時は思わず怯んでしまいましたね」
磯山「なんで“死んでくれないか” なのかなってことは思いました」
安達「そうそう。コレ面白くないわけないだろうって、すごくそそられました。そのあと、台本を読んだんですけど、ひとつの事が落ち着きそうになると、次の新しい展開が起きて、先が気になっちゃいましたね」
磯山「私もです。どんどん読み進めていけちゃう。視聴者の方もたぶん、次週がメチャメチャ楽しみになるだろうなって」

相武「でもタイトルを見て、見たくない、耳が痛いって思う男性の方もいらっしゃると思いますし、目や耳を塞ぎたくなるシーンもあるんですけど、男の人が逆襲するシーンもたくさんあって、男性も女性も楽しんでもらえるだろうなって思いました」
安達「やっぱり、なかなか面と向かって死ねなんて言わないですけど、撮影前はなんかゾクゾクしちゃいました(笑)」
相武「人生でいうことはないですからね」
磯山「相手が良い人でも悪い人でもそういうことは言わないので、この言葉はやっぱり印象的ですよね」
安達「その“死ねっ!”って言うシーンを撮った時は、私自身がすごくブチ切れて(笑)。人間ってこういう感情になると絶対言ってはいけないことを口走ってしまうのかという人間の愚かさを感じましたし、相手を思うからこその怒りや悲しみといった感情の尊さが全部そこに詰まっている気がしました。表面に出ている感情と心の中にあるものの温度差が渦巻いている状況を表現するお芝居は演じていて面白かったです」