東京から始まったキャリアは福岡から韓国、そしてふたたび日本へ。 アイドルから俳優へと歩んできた矢吹奈子は、なぜたくさんの挑戦ができたのか。いつも笑顔を絶やさない彼女の人生に訪れたCHANGEとは──。【第2回/全3回】

矢吹奈子 撮影/有坂政晴

 矢吹は2013年に12歳でHKT48に加入後、わずか2年後にはAKB48との兼任での活動がスタート。さらに2018年には、日韓合同のオーディション『PRODUCE 48』に挑んで韓国に渡り、グローバルグループ・IZ*ONEのメンバーとして世界を席巻した。そんな彼女のアイドルを志した原点は、“推し”からの一言だった。

「小学生のころから、握手会に通っていたほどAKB48さんが好きでした。だからアイドルの人に“こうされたら嬉しい”っていうポイントがわかるんです。12歳からアイドルをやっているので、学生時代には反抗期というか、悩んだ時期もあったのですが、ファンの方々と気持ちがつながっていたから乗り越えられました」