『カーネーション』で「挑戦してよかった」こととは?
『カーネーション』の第15週から第17週では、尾野さん演じる小原糸子と綾野剛さん演じる周防龍一との恋が描かれた。糸子は未亡人だが、周防は妻子のある身。だが、仕事上のパートナーとして接するうちに特別な感情が芽生え……という関係が描かれた。
当時を振り返り、尾野さんは「ああいうのって、なかなか朝ドラではやらないことだったから、いろんな意見はありましたけど、挑戦してよかったなとは思います」とはにかみながら話してくれた。
尾野さんがのびのびと撮影を楽しむきっかけ、「THE CHANGE」となった朝ドラ『カーネーション』。朝ドラファンにとっても、尾野さんが糸子を演じたことは運命的な出会いだったに違いない。
■尾野真千子(おの・まちこ)
1981年11月生、奈良県吉野郡西吉野村(現・五條市)出身。97年の映画『萌の朱雀』で女優デビュー、その後も07年の映画『殯の森』や10年のドラマ『mother』(日本テレビ系)などで好評を博す。11年にはNHK連続テレビ小説『カーネーション』でヒロイン・小原糸子役を務め、第72回ザテレビジョンドラマアカデミー賞と国際ドラマフェスティバル in TOKYO 東京ドラマアウォード2012で主演女優賞を受賞。また、第21回橋田賞と第37回エランドール賞の両方で新人賞を受賞した。近年では23年のドラマ『グレースの履歴』、23年の映画『渇水』など、出演多数。
■映画『渇水』
原作:河林 満(『渇水』角川文庫刊)
監督:高橋正弥
脚本:及川章太郎
音楽:向井秀徳
企画プロデュース:白石和彌
出演:生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、山崎七海、柚穂/宮藤官九郎/宮世琉弥、吉澤健、池田成志、篠原篤、柴田理恵、森下能幸、田中要次、大鶴義丹/尾野真千子
配給:KADOKAWA
©「渇水」製作委員会
6月2日(金)より全国公開