衝動を抑えるときもあれば、乗っかるときもある

 だからこそ、ファンの方から「聖一朗君が演じる役、イメージと全然違うよね」って言われることもあって。SNSでそういう意見がたまに流れてくるけど、いろいろな意見があって当然ですし、「だよなー!」って、ある意味で納得しながら見ています(笑)。たくさんの人が見て、それぞれの感想を持ってくれるのは、ありがたいことですからね!

 舞台の上で、ときどきどうしようもない衝動に駆られることがあるんです。そうそう、『刀剣乱舞』の出演時、僕が演じているキャラクターが少しダメな感じに見えるような、コミカルなシーンがあったんですね。そのとき、ふと「ここで面白いことしたいな」って思っちゃって。

 しかもそういうときって、カメラマンさんが僕の遊び心に気づいて、結構グイーンってアップで抜いてくれるんですよ(笑)。「あ、これ、絶対カメラがくるな」ってわかってたから、衝動のままに面白い顔というか、アドリブを仕掛けたら、案の定SNSで「あの人、やったな!」って話題になってました(笑)。

 もちろん、“作品の世界観を壊さないように”っていうせめぎ合いは、常にありますよ。DVDにも残るし、やりすぎは禁物だって。だけど「自由にやっていいよ」って言われると、嬉しくなっちゃうんですよね。僕、「自由」って言葉がいちばん好きだから。

 最近出演した作品でいくつか印象に残っているのは、『刀剣乱舞』のZeppツアーかな。もう、めちゃくちゃ楽しかった! 何がそんなに楽しかったかって、共演者もスタッフさんも、僕がやるお芝居やパフォーマンスを全部、「面白いね!」って受け入れてくれる環境だったから。

 こっちが何か仕掛けると、みんなが面白がって乗ってきてくれる。そういう空気感だと、こっちも「もっと何かできないか」ってどんどん楽しくなってきちゃって(笑)。本当に最高の現場でした。

 もちろん、ときには厳しい現場もありますよ。そういう時は……どうするかなぁ。空気を読みつつ、自分のやるべきことに集中する、という感じですかね。