好きな表現を全部詰め込める場所としての“2.5次元”
面白いことに、昔はちょっと怖いイメージがあった演出家の茅野イサムさんが、時がたつにつれてどんどん丸くなって、いまではすごくキュートな「かわいいおじちゃん」みたいになっているんです。
昔は楽屋にいると緊張するくらいの存在だったのに、この間の現場では、僕の演技を見て誰よりも手をたたいて笑ってくれて。
「どんなエナジードリンクを飲むより、聖一朗の芝居を見るのがいちばん元気になるよ」そう言ってくれたときは、めちゃくちゃ嬉しかったですね。その言葉だけで、どんな疲れも吹き飛ぶくらい僕も元気になれました!
こういう経験をさせてもらうと、やっぱりお芝居って一人で作るものじゃないんだなって、改めて感じます。
よく「2.5次元作品の魅力は?」って聞かれるんですけど、僕にとっては、お芝居、歌、ダンスっていう、自分の好きな表現を全部生かせるところが一番の魅力かなと思っています。
正直に言うと、お芝居で“濃密な人間ドラマ”を演じることがいちばん好きなんです。でも、歌って踊るのも同じくらい大好き。ライブパートで、お客さんと一体になって盛り上がれるあの空間は、他では味わえない特別なものだから。その両方を一度に表現できるのは、本当に幸せなことだと思います。
これからも、作品と役、そして見てくれるみなさんと真摯(しんし)に向き合いながら、僕にしかできない「自由」な表現を探し続けていきたいです。きっとその先に、みなさんが「面白い!」って思ってくれるようなエンターテイメントがあると信じています。
ぜひ、まだ僕を知らない方も、劇場に会いに来てくださいね! お待ちしています!
(つづく)