「飛び込んでいくということには、むしろ欲求があります」今後の海外作品へ対する思いは

──たしかに、コリーと迅の会話ではないですね(笑)。ヴィッキーさんと共演したことで、より外国作品に出演することに興味が湧いたといったことはありますか?

「どこかのタイミングで、運が良ければ出られるかなという意識です。英語もそこまで流暢(りゅうちょう)なわけではありませんから。もっと勉強しなきゃいけないなとは思っています」

──日本人のいない環境に飛び込んでいくことに、抵抗はないですか?

「飛び込んでいくということには、むしろ欲求があります。仕事をはじめて10年近くなりましたが、ありがたいことに、何回かご一緒する監督、スタッフさん、役者さんもいて、映画をやっている人からは知ってもらえるようになりました。そうなると、安心できる場所ができてくるんです。でも、それが良し悪しで。僕のことを誰も知らない場所で“お前、どれくらいできるの?”と、試されているようなところに行かなきゃと、思うときもあるのは事実です」

 国内作品もどんどん積み上げていってほしいが、寛一郎さんを見ていると、外の世界へも積極的に向かってほしいという気持ちが起きる。

つづく

寛一郎(かんいちろう)
1996年8月16日生まれ、東京都出身。2017年に俳優デビューし、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2017)で第27回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。映画『菊とギロチン』(2018)、『せかいのおきく』(2023)、『首』(2023)『ナミビアの砂漠』(2024)、『シサム』(2024)、『爆弾』(2025)、『そこにきみはいて』(2025)、『ラストマン -FIRST LOVE-』(2025)、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(2025)、NHK放送100年特集ドラマ『火星の女王』(2025)など話題作に多数出演。2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』ではヒロイン・トキ(高石あかり ※高ははしごだか)の最初の夫・山根(松野)銀二郎役を好演して話題に。最新出演映画『たしかにあった幻』が2026年2月6日公開。
<ヘアメイク>
Taro Yoshida (W)
<スタイリスト>
石井大
<衣装>
ジャケット ¥115,500(ティー・ティー) お問い合わせ先/ティー・ティー 075-525-0402
シャツ ¥39,600(セブンバイセブン) お問い合わせ先/セブンバイセブン 03-5785-6447
シューズ ¥223,300(オールデン) お問い合わせ先/ラコタ 03-3545-3322
※税込価格

●作品情報
映画『たしかにあった幻』
監督・脚本・編集・プロデューサー:河瀨直美
出演:ヴィッキー・クリープス、寛一郎、尾野真千子、北村一輝、永瀬正敏、利重剛、中嶋朋子 ほか
2月6日(金)テアトル新宿ほかロードショー