鈴木保奈美自身も観客として魅了された『アガリスクエンターテイメント』の魅力
笑いを交えたトーンで語る鈴木さん。「大ファン」と公言する冨坂さん作品だが、どんなところに惹(ひ)かれたのだろうか。
「言葉に対する丁寧さですね。使われている言葉がとても繊細で、無駄なく整理整頓されていて、私は『アガリスクエンターテイメント』を別の言い方で、“屁理屈シチュエーションコメディ”って呼んでいるんでるけど(笑)、ちゃんとその屁理屈をエンターテインメントに昇華している」
「屁理屈って論理がちゃんとしていないと、成立しないんですよね。そんななかで、日ごろ私たちが何気なく見過ごしてしまっているようなちょっとしたこと……なあなあにしちゃっているようなことを、全部掘り起こしていって、“これって違うよね?”、“あなたが言ってるそれとこれって、本当は意味が違うのに一緒にしていませんか?”みたいな感じで、正面から向き合って、言葉にして掘り下げてくれる。ロジックがきちっとしていて、そこが魅力だなと思っています」