舞台『逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-』、ドラマ『人事の人見』(フジテレビ系)で注目を集めた「鈴木保奈美×冨坂友」のタッグによる、待望の新作舞台『汗が目に入っただけ』の上演が決まった。

鈴木保奈美 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/福沢京子 スタイリスト/犬走比佐乃

 本作は、近年『セールスマンの死』(2022)、『レイディマクベス』(2023)など、意欲的に舞台出演を重ねる鈴木保奈美さんが挑む、シチュエーションコメディ。作品に対する意気込みから、キャリアを重ねた今だからこそ感じている思いなど、じっくりと語っていただいた。【第2回/全5回】

 1991年のドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)をはじめ、時代を代表するドラマに数多く出演した鈴木さん。90年代の活躍の中心はドラマ、映画だった。しかし、2020年代になったいま、それまであまり縁のなかった舞台出演が続いている。キャリアを重ねられてから舞台をやりたいと思われた理由をうかがうと、あまりに率直な言葉が返ってきた。

「正直に言うと、若いころはあまり舞台の面白さがわからなかったんです。90年代当時、お誘いいただいて劇団のお芝居をいくつか見に行かせていただいたんですけど、そのころは映像のほうが好きだったということもあって、面白さが理解できなかったんです。面白さが理解できないということは、舞台は自分に向いていないのかなって思っていました」