「足りないことを補い学べる場所が、舞台での芝居だ」年を重ねるにつれて起きた心境の変化

「でも、年を重ねるにつれて撮影現場でお会いする共演者の方から舞台の話を聞いたり、実際に見に行かせていただくうちに、“あ、こういうことか”って、だんだん面白さがわかるようになりました。私には、技術的なことや知識の足りない部分がたくさんあって、“この足りないことを補い学べる場所が、舞台での芝居だ”と、思うようになったのも大きいですね」

 舞台が持つ魅力というのは、どうとらえているのだろう。

「まずは、目の前にお客様がいらっしゃることですよね。生の反応が感じられる。そして、舞台は、稽古期間があってひとつの台本を何十回、何百回と試すことができるので、そこが大きいと思っています。映像作品はどうしても時間に追われてしまいますし、撮影は基本的に一発勝負ですけど、舞台は何度も試して、また壊して、そして作り上げることができる貴重な場だと思っています」