「なかなか難しいところ」と語るのは…
──ピッチャーというと先発がどうしても注目されます。短期決戦のWBCの場合、リリーバーの重要性は高くなるのでしょうか。
「WBCは一次予選が65球、準々決勝が80球、準決勝以降は95球と、先発投手の球数制限があります。ふだんのシーズンのように先発が投げきることは難しくなるので、リリーバー、先発以降の重要性は高くなります」
──侍ジャパンの投手陣は先発ピッチャーが多くを占めています。
「自分が国際大会で中継ぎをしたときは、イニングの頭から投げさせると言われました。ただ、今回はリリーバーが3人しかいないので、先発経験者ばかりといっても、急な登板、イニング途中での登板ということも出てくると思います。先発投手にとっては初回、マウンドが荒れていないところから始めるというのが基本なので、なかなか難しいところでしょう」
──先発組でも、リリーバーに回るパターンが増えるということでしょうか?
「それは十分にありえます。先発でも、過去にリリーバー経験のある投手はリリーバーに回すこともあるでしょうし、1イニングだけの登板ということもあるでしょう。ただ、経験値という点ではリリーバー専門の投手より劣る部分があると思うので、誰をどう使うか、継投が勝負のポイントになると思います。回の途中から投げることにならないよう早め早めに交代するのか、球数いっぱいまで投げさせるのか……大きな分かれ道になると思います」
強力な打撃陣、豪華な先発陣につい目を奪われるが、リリーバー、中継ぎにこそ注目ポイントがありそうだ。
(つづく)