「経験則で反応するようになったと思うんです」自分のセンサーを磨くには──?
──センサー?
「例えばぼくは、小学生のころよく先生にしかられていたんです(笑)。すると、だんだんと、先生のカミナリが落ちる前にわかるようになってきたんですね。“あ、来る!”って。たぶん体内にセンサーがあって、それが経験則で反応するようになったと思うんです」
では、そういうセンサーに従って、人生の選択をしてきたということなのだろうか?
「ぼくが思うに、誰しも人生は基本的に受け身なんだと思うんです。物事のほとんどは、そのときの状況やまわりの環境で決まっていく。“高橋さんご自身がお仕事を決めているんですか?”と聞かれることがありますが、ぼくが決めていることなんて、ひとつもないですよ。自分で選んだと思っていても、選んだような気がしているだけ」