「劇団朱雀」3年ぶりの公演『OMIAKASHI』を控えた早乙女太一さん。二代目座長として、演出家として、今作に挑む思いを聞いた。また、4歳から積み重ねてきた大衆演劇の道のりは平坦ではなく、「大衆演劇は好きじゃなかった」と当時を振り返りはっきりと語る。その思いから現在へ至る「THE CHANGE」には、いったい何があったのか。そして、いま大事にしている思いとは。率直な言葉がまっすぐに届く。【第1回/全6回】

早乙女太一 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/Aya Iwasawa スタイリスト/TAKAFUMI YAO

 伝統ある大衆演劇の魅力を大切にしながら、現代的な感性や表現を取り入れる「劇団朱雀」。早乙女太一さんが二代目座長を務め、演劇ファンの枠を超え多くの人々を魅了してきた。前回の「劇団朱雀」公演は、2023年5月。満を持して約3年ぶりの本公演となる『OMIAKASHI』の上演が決まった。

「理想としては、1年に1回は公演ができたらいいと思っているのですが、製作段階から構想を固めていくタイミングを考えると、2年から3年前には動き始めなければならないんです」