ドラマ『ナースのお仕事』松下由樹さんとの共演は「安心感がありました」

 「演技に目覚めるのが遅かった」と話す観月さんを変えたのが『ナースのお仕事(以下、ナース)』の存在だったのだ。

「『ナース』でキャラクターを作り上げることを知ったんです。自分が作るキャラクターが独り歩きして、自分の分身のようになっていくんだなあと気づき始めて。そのころから、役を演じることの素晴らしさ・楽しさがわかるようになりました」

ーー『ナース』で仕事観ががらりと変化したんですね。

「そうですね。自分は瞬発力でやることが向いていることにも気づきました。『ナース』のとき、リハーサルで松下由樹さんとアドリブのお芝居をするのがすごく楽しくて、アドリブでお芝居をつなげていくみたいなことを結構やっていて。本番ではそこが活かされていました。それまでは、型にはまったお芝居をしていたと思います。“ここに立ってセリフを言わなければならない”という決めごとを尊重しすぎて。こんなに自由にやっていいんだ! という初めての体験でした」

 作中では厳しくも優しい頼れる先輩ナースとして観月さん演じる主人公を支えた松下さんだが、現実と地続きだったのだ。

「松下さんは安心感がありました。どんなお芝居をしてもちゃんと拾って投げ返してくれる方で、技術もあり感性も素晴らしく、そんな方と間近でお芝居をすることが出来て、すごく楽しかったですね」

 『ナース』を撮り終えたとき、もう「やめたい」と思わなかった。同作は観月さんの代表作として人気シリーズとなっていったが、そこにもまた悩みの種があったことは、クランクアップ直後の観月さんは気づくはずもなかった。

作品情報

▪︎キャスト
ウィリー・ウォンカ:堂本光一
バケット夫人:観月ありさ 
グループ夫人:鈴木ほのか
ボーレガード氏:芋洗坂係長
ソルト氏:岸 祐二
ティービー夫人:彩吹真央 
ジョーじいちゃん:小堺一機

▪︎クリエイティブ
脚本:デイヴィッド・グレイグ
音楽:マーク・シェイマン
歌詞:スコット・ウィットマン/マーク・シェイマン
原作:ロアルド・ダール
映画版楽曲:レスリー・ブリカッス/アンソニー・ニューリー
日本版翻訳・演出:ウォーリー木下
訳詞:森 雪之丞
振付:YOSHIE/松田尚子
アートディレクション:増田セバスチャン

製作:東宝

▪︎公式サイト
https://www.tohostage.com/cacf/