見つめられたら一瞬で動けなくなってしまうような、ミステリアスで魅惑的な瞳を持つ中村ゆりかさん。『賭ケグルイ』シリーズ(MBS/TBS系)やドラマ『部長と社畜の恋はもどかしい』(テレビ東京系)などで知られるが、近年は女性同士の恋愛(GL)を描いた『チェイサーゲームW』シリーズ(テレビ東京系)でも熱狂的な支持を集めている。15周年の節目を迎え、映画化された主演作の公開や記念写真集の発売、そして音楽活動の本格化と、飛躍を続ける彼女の「CHANGE」に迫った。【第1回/全2回】
――『チェイサーゲームW』が、ドラマの好評を受けて、映画になりましたね。俳優デビューから、15周年のタイミングでの主演作(菅井友香とのW主演)公開になりました。本作は女性ファンが多いとか。
「イベントには女性が多かったですね。私は男性の方々にも、ちょっとした息抜きというか、元気になるスパイスとして観てもらえたらなと、いつも思っています。温かく見守っていただけたら嬉しいなって」
――同じ時期に写真集も発売になりましたね(5月20日発売)。改めて、この15年を振り返ると、どんな変化を感じますか?
「初めの頃は分からないことが多くて、学ぶことだらけでした。今も学び続けていますが、以前と一番違うのは、何かトラブルが起きたときや、悩んだときに『じゃあ、こうしよう』という対策を自分の中に持てるようになったことです。
ちょっとリラックスして、ゆっくり余裕を持って考えてみようとか、周りの声をちゃんと丁寧に聞いてみようとか。仕事に対する心の持ち方が、だいぶ変わりました」
――過去には失敗も?
「頑張ってチャレンジしても、準備が整っていなくて、空回りしてしまったり、ミスを重ねることも多くあったと思います」
――トラブル回避ができるようになったのは、やはり経験でしょうか?
「ドラマや映画に臨む際にも、スタッフさんの意見や監督の意見なども俯瞰した状態で受け取りながら、自分自身がそれにどう向き合うかをコントロールできるようになったと思います。そうすると心に余白ができて、何が一番自分にとってやりやすいのか、考えることができるようになりました。昔はそうした“余白”が全然なかったんです」
――余白、ですか。
「すべてを自分で抱え込んだり、解決しようとしてしまうところがありました。でも周りには各分野のプロの方がいらっしゃいます。大変なときはそうしたスタッフさんに『ちょっとここはできない』など、助けを求めることも大事だと気づいていきました」