「体調を崩し、殻に閉じこもって…」暗闇から救い出してくれた“音楽”の力
――「ここはできない」と言えることも大切ですね。
「かつてはパワーバランスも分からなくて、体調を崩してしまったり、殻に閉じこもってしまったり。メンタルが少し崩れやすかった時期もありました。でも今は、信頼できる大切な仲間と一緒に仕事ができる環境にありますし、自分自身も変化して成長できていると実感しています」
――大変な時期に支えになったものはありましたか?
「大きな癒やしになっていたのが“音楽”です。どんなに落ち込んでいても、暗い闇の中に閉じこもっていても、音楽があったおかげで、光に導いてもらえたという感覚は、今でもずっと忘れられません。その時期に、今一緒にお仕事している音楽プロデューサーが、手を差し伸べてくださって、その手を取ることができました」
――そうなんですね。
「ここ数年で、聴いていた側から発信する側になりましたが、一人でスタジオに入って、ひたすら練習しているときもありました。
振り返ると、その時間が、改めて自分を見つめ直すきっかけになっていたのだと実感しています。その導きがなかったら、今の自分はいなかったと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
――かけてもらった言葉で、特に心に残っているものはありますか。「味方だよ」とか。
「そういった言葉は常にかけてくださっています。心が上向きになるような。私は、本当に自信がなくて、誰かの後ろを歩いているだけのような性格でしたが、それをガラッと変えてくれました」
――そうだったんですね。あえて、何か特別なひと言を挙げるとしたら?
「『歌い続けていたら、世界が変わるよ』というひと言です。その言葉をもらって、『あ、自分のいる世界は、今だけじゃないんだ』と思うことができました。
この先、きっと世界は明るいんだって、期待と自信を持てるような、輝きに満ちあふれたイメージが広がって。ずっと心の底に留めている言葉です。緊張したときも、怖いときも、そのひと言を思い出すようにしています」
つづく
中村ゆりかさんがW主演を務める映画『チェイサーゲーム W 水魚の交わり』は全国公開中!
◆公式サイト https://chasergamew-movie.jp/
配給/NAKACHIKA PICTURES
©2026 映画『チェイサーゲームW 水魚の交わり』製作委員会
中村ゆりか(なかむら・ゆりか)
1997年3月4日生まれ、神奈川県出身。2011年『5windows』(主演)でデビュー。2015年放送のNHK連続テレビ小説『まれ』への出演で注目を集め、映画『賭ケグルイ』シリーズや、ドラマ『完璧ワイフによる完璧な復讐計画』(W主演)などに出演。2022年に音楽活動を開始し、シングル『浮ついたHeart』でメジャーデビュー。以降、アジアを中心に海外でもイベントを開催。俳優、アーティストとして、大きな注目を集めている。菅井友香とW主演を務める最新作、映画『チェイサーゲーム W 水魚の交わり』が5月15日に公開。デビュー15周年を記念した写真集(宝島社)が5月20日に発売された。