ショッキングなシーンも多い、今作に対して──。「正直言葉が出ませんでした」
ごく普通の警察官が保護し名前を与えた男の子は、右手で触れたものを消し、命を奪う異能者であり、大人になって残忍な無差別殺人を引き起こすことになる。
「ぼくは大人になった太郎とのシーンはないので、試写を見るまで、作品の全貌はつかめていませんでした。だから、試写の後に城定監督から“どうでした?”と聞かれて、正直言葉が出ませんでした。なぜかというと、咀嚼(そしゃく)しきれない。自分が何に共感して、何が自分にはフィットしないのかも、よくわからない」
『名無し』は、見る人にとって受け止め方がまったく違う作品ではないかと、丸山は言う。
「ぼくみたいに、いわゆるスプラッター映画が好きな人はもちろんですし、作品の考察をするのが好きな方にも楽しんでもらえるのではないかと思います。ただ、見終わったあと、後味を言葉にするまでにすごく時間がかかる作品であることは間違いないと思いますね」
そして、この世界観を生み出した佐藤二朗という俳優への興味も、彼の中で深まっていった……。
■作品情報
映画『名無し』
2026年5月22日(金)全国ロードショー
原作・脚本:佐藤二朗
出演:佐藤二朗 / 丸山隆平 MEGUMI / 佐々木蔵之介
監督・共同脚本:城定秀夫
配給:キノフィルムズ
©佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ ©2026 映画「名無し」製作委員会
2026年|日本|カラー|原作:佐藤二朗「名無し」(HERO’S Web)|PG12
公式サイト:https://774movie.jp