「台本はありますが、その通りになんて進行しない(笑)」子どもたちとのほほ笑ましいエピソードの数々

 昔から、テレビの世界では「子どもと動物にはかなわない」などと言われるが、まさにその通りだったらしい。

「大人はなんとなく空気を読むけど、子どもたちってもっと自由。ウソがありません。あるとき、どんな色が好きかを尋ねたら、ある子が“〇〇ちゃんは緑が好きで、□□ちゃんは青、それでね、今日は井の頭線に乗ってきてね……"と、話が脱線して。台本はありますが、その通りになんて進行しないんですよ(笑)」

 振り回されることも多かっただろうが、横山さんはそれを喜ばしく感じたという。なぜだろう。

「僕たちは、子どもたちを“おともだち"と呼んでいたので、自分のことを話してくれるのは、ともだちとして信頼してくれているからだと感じてうれしかったです。何気ないお話に、やっぱり絆を感じられたというか。
 だから、せっかく話してくれてるのに無理やり話を止めるのも違うと思い、“電車に乗って来てくれたんだね、ありがとう。そろそろ歌を歌ってもいい?"と聞くと、満足そうに“いいよ、いいよ"って(笑)」