「テレビで見てくれた世代が、どんどん大人に」あのころ蒔いた種が芽吹き、当時は小さな子どもだった“おともだち”と共演するシーンも
横山さんが、“だいすけおにいさん"を卒業して9年。うたのおにいさんを務めたのと同じ年月が過ぎたいま、佐藤さんとの奇跡的なコラボが実現した。この楽曲以外にも、アルバムにはたくさんの思いが詰まっているという。「これまでのキャリアを凝縮した内容に仕上がりました」と、横山さんは誇らしげだ。
「うたのおにいさんとして9年、その後はソロになり、9年がたちました。だいすけおにいさんをテレビで見てくれた世代が、どんどん大人になっているんですよね。先日、あるコンサートでご一緒したオーケストラの奏者から“番組、いつも見ていました。ご一緒できるなんて信じられません"と言われ、驚きました。
おにいさんを務めていた当時は、どうやって子どもたちに歌を届ければいいか……それだけを考えていましたから、こうして何かが返ってくるなんて思ってもみなかったんです。あのころ蒔いた種が芽吹き、花が開いたような感覚で、改めて特別なお仕事だったんだなって思いますね」
だいすけおにいさんの真心がこもった歌を、当時の子どもたちはしっかりと受け取っていたのだろう。そんな横山さんは、20年のキャリアで多種多様な歌を歌唱してきたが、アルバムの収録曲は、そのなかでとくに思い出深いものばかりだという。
「この20年で、いったい何百、何千の歌を歌ってきたか数えきれません。アルバムには、どんな曲を選べばいいかすごく迷いましたね。初期の僕にとって忘れられない『終わりなき夜』(『ライオンキング』より)は何度も何度も練習した思い出がよみがえります。そんなふうに、自分の人生の節目になった曲や、皆さんからリクエストを募ったりして、丁寧に選んでいきました」