「自分に区切りを付けるために」勇気を持って下した決断が、その後の人生を大きくTHE CHANGEすることになる──。

 もちろん、練習にはちゃんと通っていた。しかし本気でプロを目指していたのであれば、もっとやれること、やるべきことがあったんじゃないか? そもそも、自分は本当に野球が好きだったのだろうか? 惰性で続けてきただけなんじゃないか──?

「そんな自分に区切りを付けるために、日本体育大学に野球推薦で入れなかったらキッパリやめると決めました」

関口メンディー 撮影/松島豊

 結果は、一般入試での合格。

 野球と決別した関口は、大学でダンスと出会うことになる。

「ダンスを始めたきっかけですか? すごくドラマチックなエピソードがあればいいんですけど、ただ女の子にモテたかっただけ(笑)。高校が男子校だったから、野球の大会に出ても僕たちにはチアリーダーがいなくて寂しかったので、女の子と一緒にダンスができたら楽しいかな、みたいな不純な動機でした(笑)」

 そんな気持ちで入った大学のダンスサークル。長身で、野球で鍛えてきた肉体、そしてなによりもルックスが「踊れそう」な関口に先輩たちは期待し、本人も、

「運動には自信があったから、すぐに踊れるようになるだろう」

 と思っていたが……現実はそんなに甘くなかった。