野原一家に「すごくわかる(笑)」と感じた家族愛と故郷・宮城への思い

「しんちゃんが、ひろしやみさえからの質問攻撃に面倒臭くなっちゃって、“やっぱり今日帰る”って言い出すんだけど、最終的には“やっぱ泊まっていこうかな”となる感覚が、すごくわかるんです(笑)。
 私自身、長く一人暮らしをしていて、久しぶりに家族に会うとあれこれうるさく感じちゃって、“もう!”って思うこともある。けど、やっぱり居心地がいい瞬間の方が多いんですよね」

 久保さんは15歳の時、乃木坂46のメンバーとしてデビューするため地元を離れ、宮城の地からひとり上京。以来、家族と離れた生活を送りつつ、実家には定期的に帰っているという。久保さんにとって、家族とはどんな存在なのか。

「“安心感”をくれる存在ですね。変化の大きい仕事をするなかで家族は絶対的な味方で、何かあった時に受け止めてくれる。生まれ育った地元で、私の帰る場所を守ってくれていると思うだけで、ホッとするんです」

久保史緒里 撮影/松野葉子

 地元・宮城をはじめ東北への思い入れが深い久保さんは、乃木坂46時代からさまざまな形で地域の魅力を発信してきた。

 2017年から9年間、宮城県の観光名所を訪れるYouTubeの動画シリーズ『乃木坂46 久保史緒里の宮城・仙台旅しおり』に出演。2024年からは地元企業・仙建工業株式会社のTVCMにも出演中で、今年3月には仙台ターミナルビル株式会社のスペシャルサポーターにも就任した。

 そんな久保さん、家族に関する密かな“悩み”を撮影中にこぼしていた──。「父と話すにはどうしたらいいですか?」。相談相手は、あいちゃんの傍らに佇み、彼女を常にサポートするボディーガード・黒磯を演じた池田成志さんだ。

「撮影中に成志さんからご家族のお話を聞かせていただいたんですけど、お嬢さんとすごく仲良しなことが伝わるんです。私の父はすごく寡黙な人で、あまりワイワイ話すという感じではないので、私も父とそうなりたいなと。どうやったらそんなふうに父と話せるかなと思って、話すネタやきっかけの作り方をいろいろ教えていただきました」

 東京で暮らし始めてまもなく10年。思春期に親元を離れたからこそ、地元・宮城県と、そこで暮らす家族への思いは人一倍強い。

(つづく)