去る5月30日に日本武道館で開催された『TOKYO FM/BS11 presents 昭和100周年記念 昭和ゴールデンHITS 100 in Orchestra ~宝塚レジェンドスターたちが歌う昭和の名曲!~』に出演した彩輝なおさん。公演を振り返りながら「本当に感動しました。袖で感涙していたんです」と語る彩輝さんに、レジェンドたちとの共演で感じたこと、そして今も自身を支える宝塚への思いを聞いた。【第2回/全2回】
宝塚歌劇団月組トップスターとして活躍し、退団後も舞台を中心に表現者として歩み続ける彩輝なおさん。華やかなステージの裏で感じていたのは、憧れの先輩たちと同じ舞台に立てる喜びと、先輩から後輩へ受け継がれる思いやりと絆だった。
今回は、彩輝さんに宝塚との出会いからトップスターとしての重圧、そして今も変わらず舞台に立ち続ける理由までを伺った。
彩輝さんの話を聞いていて印象的だったのは、どんな質問にも飾らず、まっすぐに答える姿勢だった。その原点にあったのは、「素直でありたい」という信念だ。
実は彩輝さん、幼い頃から熱心な宝塚ファンなわけではなかった。CHANGEとなったのは、中学生の頃に観たミュージカル『ピーター・パン』だった。
「映画の中の人になりたいという憧れは昔から密かにありました。そして『ピーター・パン』の舞台を観てすごく感動して、そこから芸能界に興味を持ち始めました。『ピーター・パン』の舞台製作にはホリプロダクションが関わっていたので、『ホリプロスカウトキャラバン』に応募しました。
でも我が家は芸能界に縁がなかったので、家族はオーディションを受けたことに戸惑ったんです。そんな時に、父の同級生の奥様が宝塚の方で、その方にお会いしたのがきっかけでした。背が高かったこともあって、『宝塚もいいんじゃない?』と言われたんです」