グラビアからタレント、俳優、そしてプロデューサーへ。子を持つひとりの母でもある。しなやかな強さを携えながら、自らの手で道を切り拓いてきたMEGUMI。そのキャリアの軌跡と、THE CHANGEとは──。【第3回/全3回】

MEGUMI 撮影/松島豊

──企画・プロデュース・出演を兼ねた映画『FUJIKO』で、1970年から1980年代の静岡を舞台に、シングルマザーを描きました。時代は流れましたが、子育てをしながら働く女性には、まだまだ大変な環境が続いていると感じます。MEGUMIさんも子育てをしながら働いてきました。

「子どもができた瞬間に、自分はいいお母さんであろうと、なぜか思うんですよね。世の中に何か言われてるわけじゃないけど、そうやって結婚や母というものに、自分自身でギューっと設定してしまうのが一番苦しかったですね。
 いま思えば、子どもと四六時中一緒にいることが正しいわけでもなくて、大切な瞬間にいるとか、ポジティブな言葉をかけるとか、大事なポイントを押さえられればと思うんですけど、それも子どもが大きくなったいまだから言えることで」

──なるほど。

「『FUJIKO』の主人公の富士子は、子どもに理不尽なことを言ってしまったりもするのですが、お子さんのいらっしゃる女性から“母親も人間だもんね。こういう映画を作ってくれてありがとう”みたいに言われることも多くて。お母さんの置かれている環境も、1970年代から変わっていない気はしますね」