半分はアウトドア隠居の生活

 現在は週に4日、ラジオのパーソナリティとして「辛坊治郎 ズームそこまで言うか!」(ニッポン放送)を担当しています。週休3日を確保して、弾丸インド旅行とか、この冬も札幌でスノーボードの滞在をするなど、半分はアウトドア隠居の生活ですよ。

 さて、私の人生を語る上でヨットは欠かせません。ヨットとの出合いは早稲田大学時代の体育の選択で、年間10日間の実習で単位が取れるという、これまた実にシンプルな理由でした。幕張の海岸で、当時(50年前)の古いヨットは重いし操作性も悪いのに、乗り込んでちょっとした風が吹くだけで、海面を滑るように走り出す。あの高揚感が、それからの人生の軸になってしまったのです。学生時代にはヨーロッパからアフリカ、中東などへのヒッピー旅行もしています。在学時代に良かったのは、この二つだけかな、と思っています。

 就職してしばらくたった頃、ちょうどバブルが始まる頃に、大阪市が格安でマリーナの経営を始めました。局内の仲間と応募して、ディンギー(小型ヨット)で遊ぼうということになったのです。女性にもモテるはずだと思っていました。ところがヨット初乗りのお客さんには、転倒させて回復する体験が必要だと聞いて、それを真に受けて実践すると、誰もが「もう嫌」となってしまいまして。私は高校3年間が埼玉の川越で県立の男子校でしたから、対女性への目線が妙だったのかもしれませんね。

辛坊治郎(しんぼう・じろう)
1956年生 鳥取生まれ埼玉育ち。早大卒後、1980年に讀賣テレビ入社。『ズームイン!!朝!』や『ウェークアップ!』などの看板番組でキャスターを務める。2010年に退社してフリーのジャーナリストに転身。テレビ、ラジオ、出版等を通じてジャーナリストとして活躍。2021年にヨットで太平洋単独無寄港往復横断に成功。スノボー歴も40年に。現在はニッポン放送の「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」などにレギュラー出演中。