私はあくまで女優ですから
──そこから武田さんはグラビアをやりつつ、女優としても大活躍。数々の映画やドラマにも出演されています。もちろん、“濡れ場”にも挑戦しています。特に96年公開の映画『目を閉じて抱いて』は印象的でした。武田さんはニューハーフ役で、女性との絡みのシーンがありました。
(笑)。あれは原作が漫画だったんです。なかなか難しい役でした。
──武田さんが後ろから腰を振るという……やっぱり動きが難しかったですか?
アハハ。そうですね。ただ、私は映画にしても写真集にしても、どう見せるか、何を撮るかはカメラマンさんや監督さんにすべてお任せしているんです。私はあくまで女優ですから。どう見せるかは、演出のプロの目のほうが正しいですし、全面的に信頼しているんです。
──なるほど。いろいろと答えにくいことも聞いてしまって申し訳なかったです。
いえいえ(笑)。懐かしい話がたくさん出てきて、楽しかったですよ。
──ありがとうございます。最後に今後の抱負を聞かせてください。
そうですねー。若い人の言うことをちゃんと聞くこと、ですね。
──どういうことですか?
年をとると、周りが見えなくなってくるんです。だからこそ、若い人の話を聞いて、新しいものをどんどん取り入れたほうがいいと思うんですね。そうすると、脳も刺激されるし、若返りにもつながると思うんです。人生100年時代。50代、60代なんて、まだ折り返し地点です。もう年だからと諦めずに、一緒に頑張っていきましょうね。
武田久美子(たけだ・くみこ)
1968年8月12日生まれ、愛知県出身。1981年に東大の大学祭で行われた「第2回東大生が選ぶアイドルコンテスト’81」でグランプリに選ばれ、82年に映画「ハイティーン・ブギ」でヒロインとして女優デビュー。以後、俳優や歌手、グラビアモデルとして活躍し、貝殻水着姿が表紙の写真集『My Dear STEPHANIE』(89年、ワニブックス)が大きな話題となった。2000年にアメリカに移住し、その後は美容に関する書籍やDVDを多数発売した他、近年では多数のバラエティや映画でも活躍中。