秋野暢子さんがステージ3の頸部食道がんを公表した2022年7月から、4年が経った。2人に1人ががんになる時代。「自分の主治医は自分」だという秋野さんは、闘病生活を赤裸々にブログで発信し、多くの人を勇気づけてきた。被災地支援などにも積極的な秋野さんの社会貢献にかける思い、そして70歳を前にしたTHE CHANGEとは。【第1回/全3回】
がんがわかったのは今から5年前、2021年の暮れのことです。食事の時、なんだか喉に引っかかりを感じる……ただ、その1か月前に受けた人間ドックでは何の異常もなかったので、まさか病気だとは思いませんでした。それが飲食時以外にも引っかかりを感じるようになったので、病院で診てもらったり、血液検査をしてもらったりしましたが、何をしても「異常はない」と言われてしまう。
なんだろうなあ、と自分なりにいろいろ調べるなかで、喉に梅の種が詰まっているような違和感や圧迫感が続く症状として「梅核気(ばいかくき)」というものがあることを知りました。自律神経の乱れや過度なストレスなどで発症するらしい。ならばと身体を整えるべく、鍼や整体に行ったりしたものの、異物感は大きくなるばかりです。いよいよ固形物が喉を通らなくなってきて、「やっぱりこれはおかしい」と2022年の6月にもう1度内視鏡検査をしたら、腫瘍があることがわかりました。