“何か違うな”と感じた
──カルチャー系女子だったんですね。意外といえば意外ですが、それなら草間さんの作品が好きというのもすごく納得がいきました。
はい。とくに草間さんの作品は大好きだったので、あの版画を手に入れられたときは本当に嬉しかったです。だから、正直いうと、番組で評価額が高かろうと低かろうと、どっちでも良かったんです。私が好きなものだから。
──本当に芸術が好きなんですね。その一方で、珠緒さんは高校一年生で芸能界デビュー。芸能界にも興味があったんですか?
そうですね。子どもの頃からテレビっこだったので、憧れはありました。それで、中学卒業してすぐに漫画アクション主催の『ミスアクション』のオーディションを受けたら、準グランプリを頂いて。
──そこから芸能活動が始まるんですね。
はい。だけど、最初の芸能活動は数ヶ月でやめるんです。
──学業優先ですか?
それもあるんですけど、“何か違うな”と感じたんです。というのも、当時、私は『キキミークラブ』というアイドルグループに入っていたんですけど。
──すみません、知らないです。
今でいう“地下アイドル”みたいなものです。仕事はラジオの公開録音やイベント出演がメインでした。今でも覚えているのが、そのラジオで“珠緒の懺悔の部屋”というコーナーがあったんです。“今週はこんな失敗をしちゃいました、ごめんなさい!”みたいなことを喋るのですが(笑)
──アハハ。その頃から、ぶりっこキャラは確立されていたんですね?
でも、その収録が終わると、他のメンバーがお喋りしている傍ら、私はひとりでフランス文学を読んでいたんです。
──合わなかったんですね。
年齢的にも、いろいろ考えちゃう年頃だったので。それもあって一度、芸能活動はやめて、普通の学生に戻ったんです。
──それで先ほど話された“ポストモダンアートクラブ”活動などで、青春時代を過ごされたんですね。
はい! 高校を卒業してから、もう一度本格的に芸能活動を始めました。
──その後、『超力戦隊 オーレンジャー』の“オーピンク”役で大ブレイク。そして、『出動! ミニスカポリス』の初代ポリスに!
いろいろありました(笑)