「昨日まで大阪のただの高校生だった私が…」東宝シンデレラGPの翌日、生放送の裏側で流した“涙の理由”
独り言のようにそう言うと、話し始めたのは15歳のときのこと。2016年11月、第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得した翌日のことだった。
「オーディション最終審査の翌日に『めざましテレビ』(フジテレビ系)の生放送があったんです。『昨日まで大阪のただの高校生だった私が、なんで、毎朝観ていたテレビ番組に出ているんだろう?』という驚きと、"生放送の裏側ってこんな感じなんだ!”と興奮がもうすごくって。終わったあとに泣いてしまいました」
ーー泣くほど緊張していたんですね。
「はい。それはもう……ものすごく緊張していました」
ーー芸能界デビューに向けてレッスンをしたり、などもない状態で、昨日までごく普通の女の子だったんですもんね。
「そうなんです……選ばれました!はい次の日生放送! という感じだったので。とても強く印象に残っています」
ーー普通の女の子が俳優として生きる過程で、また転機がありそうです。
「そうですね。毎作品が転機のような、出会いの連続です。作品が違えば監督も違いますし、共演者の方も変わりますし。毎回、新しい気持ちで取り組んでいます」
そんな福本さんは現在、なにわ男子の西畑大吾さんとのW主演映画『時給三〇〇円の死神』の公開を10月2日に控えている。西畑さん演じる人生に絶望した大学生・佐倉真司を″死神”のアルバイトに誘う同級生・花森雪希。西畑さんと死神バディとなり、この世に強い想いを残す死者の心に寄り添う2人が、それぞれの死者の”後悔”に心を動かされる姿が印象的だ。
ーー福本さんご自身は、生きるうえで後悔しないために、日頃から意識していることはありますか?
「その日一日を『よかった!』と思って眠ることができるように、寝る前に、その日あったいいことを見つけるようにしています。たとえば、ツイていなかったり、辛いなあって思う日ってあるじゃないですか。『悪いことって、なんでこんなに続くんだろう……』っていうくらい続くときもあるんですけど、そういうことに意識が向きすぎると、"いま”という瞬間が見えなくなっちゃうような気がするんです」
ーーたしかに、ネガティブなことばかりが頭を占めてしまいますよね。
「だから、寝る前だけでもその日あったいいことを振り絞って書いて、ネガティブなことはあまり残さないようにして寝ています」