「思い切ってやるしかない(笑)」大ブームを巻き起こした『スチュワーデス物語』堀ちえみとの絆と“抱かれたい男”

「つかこうへいとの出会いはそうですよね。小劇場で第一次つかこうへいブームがあって、大変な人気でしたからね。つかさんのおかげで僕や平田(満)が世に出たのは間違いない。

 作品との出合いで言えば、大林宣彦監督の『異人たちとの夏』(1988年)という作品もそうだね。この作品は、“泣ける映画”ということで今、再評価されてるみたいで。あれは僕の代表作と言えるかもしれない」

風間杜夫 撮影/河村正和

 そして、泣けると言えば、1980年代の風間さんの出演作『スチュワーデス物語』(1983年にTBSで放送された堀ちえみ主演ドラマ)も忘れるわけにはいかない。“代表作…ということになりますよね?”と確かめると、

「それはそうだよね。代表的な作品。当時、撮影に入るとき、台本を読んで、この世界はなんなんだ、と(笑)。破れかぶれじゃないけど、思い切ってやるしかないという感じ。引き受けた以上、楽しんでやろう、というね、そんな感じでした。セリフや演出はすごいですよ、今見ても(笑)」

「教官!」「松本!」という堀ちえみさんとのやり取りは当時の流行語にもなった。その後も堀さんとは交流があるという。

「ここ数年、時々会いますよね。彼女が舌がんで闘病して、本当に努力している中で、彼女が歌って、それからトークをするというイベントで僕も加わってトークさせてもらったんだけど、彼女の頑張りは感動的だったね。

 その後も一緒に取材を受けたり、何度か思い出話をしていますね。とにかく、これだけ時間がたっても語られるっていうのは嬉しいよね。

 だって、当時は陰口をいろいろ言われた作品ですから。電気紙芝居だとか、だいぶ言われましたよ。実際、大映ドラマの世界は独特ですけどね(笑)」

 ドラマの大ヒットとともに、風間さんの人気はアイドル的に。当時、郷ひろみさんと神田正輝さんと“3人男”というくくられ方をしたこともあった。

「抱かれたい男ナンバースリーですかね(笑)? それはもう…モテましたよ(笑)」

 当時の怒涛の変化を笑顔で語る風間さん。『スチュワーデス物語』で知名度をさらに上げた「俳優・風間杜夫」の快進撃が続く。

 次回は、風間さんが第一線で貫き続ける役へのスタンス、同世代のライバルたち、そして、驚かされた若手俳優について明かす。

■作品紹介
白石加代子と風間杜夫が神々の国生み奮闘記を面白おかしくお届け!
朗読劇「古事記」は2026年9月12日(土)より全国5都市8か所で上演!
<公演概要>
朗読劇「古事記」 出演:白石加代子・風間杜夫 原本:古事記 上演台本・演出:笹部博司 ステージング:中村蓉
【東京公演】日程:9月12日(土)・13日(日)開場:13:30 / 開演:14:00 会場:シアター1010  
【兵庫公演】日程:9月25日(金)開場:14:30 / 開演:15:00 会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【群馬公演】日程:10月3日(土)開場:15:00 / 開演:15:30 会場:富岡市かぶら文化ホール 
【栃木公演】日程:10月4日(日)開場:15:00 / 開演:15:30 会場:あしかがフラワーパークプラザ(足利市民プラザ)文化ホール
【北海道・音更公演】日程:10月12日(月)開場:13:30 / 開演:14:00 会場:音更町文化センターふれあいホール
【北海道・札幌公演】日程:10月14日(水)開場:18:00 / 開演:18:30 会場:札幌市教育文化会館 大ホール
【北海道・深川公演】日程:10月16日(金)開場:18:00 / 開演:18:30 会場:深川市文化交流ホールみ・らい
【北海道・伊達公演】日程:10月18日(日)開場:13:30 / 開演:14:00 会場:だて歴史の杜カルチャーセンター 大ホール
HP:https://reading-kojiki.com