元陸上競技・やり投の選手で俳優・タレント活動だけでなく、司会・デザイナーなど広い場所で活動する照英。3児の父としての経験を幅広く伝える活動も行っている彼のTHE CHANGEとはーー。【第2回/全2回】

照英 撮影/河村正和

 『世界ウルルン滞在記』(TBS系)の中で涙を見せることが増えていくうちに、あるとき、出演したテレビ番組の台本に「ここで泣いてください」って書いてあったんですよ。でも「泣け」なんて言われても、すぐに泣けるわけがない(笑)。いつ涙が出るかなんて、自分でも分からないですから。いつも本気で心から泣いていたので。

 でもスタッフさんから「ここで泣いてくれたらなぁ、ありがたいんだけどなぁ」なんて言われて、初めて気づいたんですよね。自分の泣く姿って仕事に生かせるんだ……って。

 実際、そのすぐ後に、私の泣き姿を見込まれたのか、『スクール・ウォーズHERO』(2004年公開、松竹)の主役に抜擢されたりゲーム『ファイナルファンタジーXI』とコラボさせてもらったりしましたから。

 今の私にとって涙とは、努力している証しだと思うんです。実際、昔は「男は泣くな」という昭和の風潮もあったので、私も若い頃は、泣く姿を他人に見せるのは嫌だと思う時期もありました。一方で、過去にはやり投げの競技で、ライバルより数十倍、数百倍の努力をして全国大会で入賞した経験もありますから、頑張ってきたこと、耐えてきたことが、涙という形で表れるのは、勲章のようなものだと思うんです。