「強さや速さより実践的な打球を」男女の筋力差をカバーした内野ノックと、中学で身につけたデータ分析力
「ノックに関しては小学6年生の秋ぐらい、マネージャーを志したときから練習を始めていました。スポーツ少年団の朝練を父が手伝ってくれていたので、私だけ練習をノックに切り替え、『フライをあげるにはこんな角度で』とか『遠心力を使って~』とか、いろいろ教えてもらいました」
仙台育英野球部に入部してからは、実際に練習や練習試合でノックを打つことになる。ここでは“男女の差”にも直面したが、建設的に自分の役割を果たしていった。
「やっぱり男子に比べると筋力で劣るので、ノックでも思った以上にボールが飛ばなかったんです。ただ、もともと強くて速い球を打つ方向に向いていましたこともあって、『なら内野ノックを極めよう』と考えるようになりました。
須江先生のノックを見たりアドバイスをいただいてからは、強さや速さよりも実践的な打球……たとえば、実際の試合で転がってきそうなバウンドや角度、打球方向を特に意識するようになりました」
パソコンでのデータ分析やコミュニケーションに関しても、それまでの経験を活かせたという。
「もともと機械とかをいじるのが好きなので、パソコンは苦ではありませんでした。父も私が中学の頃には指導者になり、エクセルは使っていたので、『どうやって使うの?』と聞いたりして。すでに中学時代には、エクセルをけっこう使いこなしていましたね。
コミュニケーションも、秀光中学の経験が活きたと思います。あそこは英語がペラペラな子だったり、いろいろなタイプの生徒が集まる学校だったので。
幅広い年齢層の方とのコミュニケーションは、マネージャーが他校の指導者や大学関係者との対応もすることから、ちゃんとした敬語で話すことを大切にしていました」