「人生、なるようになるでしょ」マインドも「母の死は大きかった」
こうして、家族とは別の新しいつながりを構築した。
「私の人生は離婚したりとかいろんなCHANGEはあったけど、もうそこは全然……なんとも思わないとは言わないけど、“人生、なるようになるでしょ”って感じで、それほどマイナスに思ったりしなかった。けど、やっぱり母の死は大きかった。そこでいろんな人間模様が見えてきた瞬間に、“あ、これを越えて、皆さん大人になってるんですね”って。42歳にして、ようやくそう感じたんですよね。
そして、血のつながりの中の、一番大事な人がいなくなったから、私が母の役にならなきゃな、って。『私がやります!』って立候補して、あとは自分の信用できる仲間と一緒にやっていくぞ、と。それを思ってからは、もう大丈夫。“何でも来いよ”みたいなゾーンに入ったかもしれないです(笑)」
仕事だけでなく、プライベートも含めて、人との付き合い方に“アンナ流”はあるのだろうか。
「断捨離ですよね(笑)。今回、人をよく見て生きていくのが大事だよな、って学んだので。断捨離って簡単に言いましたけど、あの人は信用しないとか、自分で見抜いていかなきゃいけない。これ難しいけど、かなり大事。それを気付かせてくれたわけだから、私にとったら、悲しみが強みになったんじゃないかな、って思います」
これまでの交流がアンナさんの今を支えている。
「今の会社の社長は以前からの友達なんですけど、たぶん“こいつは1人にしてたらやべえな”と思ったんでしょうね(笑)。それで引き受けてくれた。そういう人たちがいなかったら私は続けられないし、仕事なんて辞めてやる、となっちゃうタイプだから、それを見越してみんな集まってくれたんだろうな」
モデル、ミュージシャン、俳優、幅広いジャンルで活躍し続ける土屋アンナさんが影響を受けた人物、忘れられない出会いについてうかがった。