“山と街”、まったく違うふたつの場所で生活しながら、自由に生き、そして演じる、俳優・東出昌大の次のチャレンジは、シェイクスピアのハムレット。では、彼自身の“To be, or not to be”とは──?【第2回/全3回】
高校時代に第19回MEN’S NON-NO専属モデルオーディションでグランプリを獲得した東出昌大は、189㎝の長身と端正なルックスで注目を浴び、海外のコレクションにも参加する人気モデルとなった。
「当時、私はジュエリーの専門学校に行っていて、モデル事務所の後輩に日大芸術学部で落研やってる男がいたんですよ。私が家でジュエリーを作っている横で、彼が落語の稽古をしていて、“じゃあ、今度の発表会を聞きに行くよ”って江古田の公民館に行ったら、お客さんが15人くらいしかいなくて(笑)。15人の前ですべり倒していたのが、中島歩です」
そう、ここ数年、ドラマ『不適切にもほどがある!』、朝ドラ『あんぱん』、そしてこの夏の『Tシャツが乾くまで』など、話題のドラマに次々と出演している中島歩と東出は、モデル時代に先輩後輩を超える友情を育んでいたのである。
「最近、映画やドラマの現場で、歩の名前をよく耳にするので、売れてよかったな、って思いますね。あいつは役者への足がかりとしてモデルをやっていたから」